近年、日本ではペットを飼う人が増加しています。代表的な動物は犬や猫ですが、一緒に暮らしている人からするともはや動物ではなく家族と思われている方が多いのではないでしょうか？このような犬や猫と暮らしている方にとって、避けられないのは死です。犬及び猫が亡くなると人間と同様お墓をどうするのかという問題が出てきます。ペットをなくされた方の中には、お墓を自宅に建てたいけど、法律的に大丈夫なの？と疑問に思われる方もいると思います。

実は、ペットのお墓を自宅の庭等に建てることは、法理的には何の問題もありません。動物等は法律的には物として扱われます、従って犬猫たちを埋葬することは何ら問題ありません。ただし、庭等が自分の所有地であることが絶対条件となりますので注意が必要です。例えば、土地を借りて家を建てている場合、埋葬する際には地主の許可が必要となり、許可を得ないで埋葬すると不法投棄となる可能性がありますので注意しましょう。

次に、自宅に埋葬する余裕がない場合は動物霊園に埋葬することが一般的です。埋葬方法も近年では多様性に富んでいます。まずは個別埋葬で、飼い主が霊園の人区画を借りて墓を建て埋葬する形となっています。次に合同葬という方法があり、これは他の飼い主のペットと共に眠る集団墓地のようなものをイメージするといいでしょう。

さらに人間のお墓と同様に樹木葬というものまで登場しつつあります。また、通常の霊園で自分のお墓の横に作ることをみとめるところもあるので検討するといいでしょう。